【受賞のご報告】発起人の1人である櫻井純子が、日本公衆衛生学会総会の研究成果発表でポスター賞を受賞!
2017年10月31日~11月2日に鹿児島市で開催されました第76回日本公衆衛生学会総会で、本協会の発起人の1人である櫻井純子の研究成果ポスター発表が優秀演題としてポスター賞を受賞しました。
演題は以下の通りです。
「離島における青壮年期女性の生活習慣病リスクを高める飲酒に関連する要因」
研究は、春から夏にかけて中潮から大潮の干潮時だけに姿を現す真っ白な砂浜で有名な百合ヶ浜のある鹿児島県与論島で実施されました。
以下は、受賞者の櫻井が語った、研究への想いや今後の展望です。
"どのような方たちがお酒を飲み過ぎてしまうのだろう、という好奇心で夢中になって分析していたらこのような賞をいただき腰が抜けるほど驚きました。
今でも自分がなぜ受賞できたかよくわかりませんが、町民の皆様には5人に1人にご協力をしていただき、結果を出せた研究ですから、町民の皆様や現地の保健センターの方々と共にいただいた賞だと思っています。
限られた医療福祉体制である離島やへき地ではそこで対応出来るほどの健康を保っていなければ住み続けることはできません。
これまで培ってきた生活を大切に、土地に抱かれながら、人の結びつきを支えにしながら、希望する場所で毎日を積み重ねられるための健康を維持する人が増えてほしいという思いから保健事業の根拠を示せることを目指してきました。
これから、さらに分析を進めて与論ならでは実践方法を保健師の方たちに提案していかれるよう研究を進めたいと思います。そして、他の離島やへき地でも適用できるようなものを目指していきます
島では、この研究や調査をもとに今後の町の健康づくりに生かしていくべく、健康増進計画(第2次)を策定する予定です。現在町民の方たちも交えた熱い会議を開催しています"
櫻井純子/慶応義塾大学大学院健康マネジメント研究科後期博士課程在籍(2017年現在)
日本公衆衛生学会ホームページ:https://www.jsph.jp/
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