【ギャラリー】東京都新島村
へき地の魅力を写真で伝えたいと思い、ギャラリーで地域写真の紹介を始めました。
第1号として東京都新島村の保健師さんより、お気に入りの写真を送っていただきました。
ギャラリーはこちらです
東京都新島村。
新島村は新島と式根島の2島からなる村で、人口はおよそ2800人です。
新島の東側に位置する羽伏浦のメインゲート風景は、青空、コバルトブルーの海 、白い建物が醸し出す風情は、ギリシャのミコノス島の雰囲気と似ています。
早起きして海から朝陽が昇るのを見に行ったりする
お気に入りのスポットです。
高波が来る羽伏浦は世界的に有名なサーフィンスポットで、毎年いくつもの大会が開催されます。
羽伏浦の海岸は白砂なので、青い海とのコントラストが大変に美しいです。
都立羽伏浦公園にあるコーガ石の大きなモニュメントです。
新島は抗火石(コーガ石)と呼ばれるガラスの原料にもなる自然石の産地で、コーガ石は新島以外ではイタリアのリーパリ島のみでしか採掘することが出来ないそうです。
コーガ石のモニュメントはこの公園のみならず、新島のあちこちに点在していて、新島らしさを象徴した風景のひとつです。
式根島の神引(かんびき)展望台からの眺望です。新東京百景にも選ばれていて、空気が澄んでいる時には、ここから八丈島を除く伊豆七島の島々をすべて見ることが出来ます。
手前の神引浦の海の青さと透明度が見事です。
式根島には複数の入江になった遠浅の海水浴場があり、小さな子どもたちでも安心して魚と戯れながら泳ぐことができます。
新島村保健師 下田晃子
素敵な写真をありがとうございました。
澄み渡る青空、海、コーガ石のモニュメント…すべてが美しくうっとりするものです。
これらの景色を見ながらの生活、そして住民の方が素晴らしい自然を守り、伝統を受け継いできたのだと伝わる風景写真でした。
保健師は、地域保健活動を展開するにあたりその地域の健康課題を探るための状況把握を行って活動計画を立てます。「地区診断」と呼ばれ、地域まるごとを見る視点が必要です。実際に地区を見て歩く「地区踏査」は、地域の情報を捉えるうえで有効な方法であり、また保健師が地域で活動する場合にも有効な方法と考えられています。
(参考文献 時舘千鶴子、他「地域保健実習からみた地区把握における地区踏査の意義」岩手公衛誌,14(1),23-31,2002.)
…と、すこし難しく話してしまいましたが、住民と同じ風景を見てどう感じるか、それもそこに住む人々の健康を支える支援につながるのではないか、と写真から感じました。
今後も日本各地のへき地で活動されている保健師の方から写真を募集したいと思います。
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