【コラボ事業】ママボランティアさん活躍中!
昨年秋から当協会のボランティアとして活動していただいている保健師の中村志温さんをご紹介します。
中村さん、実は1歳の双子のママでもあります。子育てだけでも大変な時期にスキルアップや知見を広げるため、また私たちの活動に関心を寄せて一緒に活動してくださる姿は、本当にいつもエネルギーに溢れています。
これまで看護の現場で学生指導をしてきた経験から、未来ある学生さんへの想いが強いと伺いました。ぜひ学生のみなさんにも読んでいただきたいQ&Aです。
Q1:.へき地保健師協会で活動するにいたった経緯を教えてください
A:
はじめまして。私は大学卒業後6年間看護師を経験し行政保健師へ転身しました。現在育児休業中です。
2018年9月に双子を出産しました。地域で子育てをする中、多くの出会いがありました。親グループから立ち上がった子育てフリースペース、居場所作りにも取り組むお菓子屋さん、障害者施設訪問している美容院、自治会活動など、地域の在り方が子育てしやすいまち、そして住みやすいまちに繋がるのだと実感しました。
2019年8月頃、そんな出会いを通して「非常利団体 NPO」の活動に関心を持つようになりました。「保健師としてNPO活動はどんなものがあるか?」と疑問にもち検索したところ「NPO法人へき地保健師協会」を知りました。今まで馴染みのなかった「へき地」の保健活動を知り、関心を寄せるようになりました。
保健師経験が浅いため、まずはメルマガ受信からと思い協会へ問い合わせをしました。そのときに「育児休業中、一緒に協会の活動をしませんか」とお誘いを受け、ボランティアとして参加させていただくことになりました。 ホームページのギャラリー、ロゴマークプロジェクトチーム、Instagramの担当をさせていただいています。
Q2:活動してみての気づきはどのようなことでしょうか?
A:
まず「へき地」を知ったことが大きな気づきになりました。趣意書にもありますが、日本には山間過疎地域や豪雪地域、離島など生活を営む上でなにかしらの不便が生じている地域があります。そんな「へき地」地域では、超高齢化、人口減少、健康格差など今後日本全体が直面するであろう課題に対して先駆的な取り組みや工夫がなされており、ゆくゆくの日本の保健活動に繋がっていると学びました。
また、ロゴマークプロジェクトチームやホームページ、Instagramの広報を担当させていただき「協会の理念をどう伝えていくか」「へき地の魅力をどう伝えたら良いか」と考えながら取り組んでおります。今まで知らなかったへき地に関わる学会発表やへき地勤務の体験談、魅力ある地域写真を知る機会となり、視野が広がりました。そして「自分がやりたいことは何だろう?」と向き合うようにもなり「多胎育児支援に関心がある」「学会に参加してみたい」ということに気づきました。もし機会がありましたら、へき地の方と子育てのつながりを持ちたいと思っております。
Q3:今後自分の仕事や活動に活かせそうなこと、今後へき地保健師協会に期待することを教えて下さい!
A:
NPO活動への関心をきっかけに協会を知りましたが、実際に活動に参加させていただき感謝しています。「NPOの活動は素敵だな」と心から思います。協会が窓口となり、離れた場所で働く保健師同士がつながり、現場の保健活動がさらに発展されますことを願っております。
「へき地を知ること」「へき地に住む人々の生活に思いを寄せること」は、まさに保健師の基本姿勢であると再確認できました。地区踏査や地区診断を行い、その地域に暮らす人々の強みを引き出し、ニーズに対して支援していく役割のある保健師はおもしろい仕事だとあらためて思いました。この基本を忘れず、私も保健師として成長していきたいと思います。
私は学生時代に「へき地」の看護や保健活動について考えたことがありませんでした。だからこそ、これから看護の道を考えている学生の皆さんには、協会の活動を知っていただきたいと思いました。今まで知らなかったヒト・コトとの出会いは新鮮で多くの学びを得られます。自分が何をやりたいかを考えるきっかけにもなります。「へき地」「保健師」を知る、考える機会に必ずなると思います。
最後になりますが、長い自己紹介を読んでいただきありがとうございました。へき地で働く皆さま、学生の皆さまとの出会いを楽しみにしています。是非Instagramフォローをお願いします。6月の研修会にも参加予定です。微力でありますが、もうしばらく活動に参加させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
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