【開催報告】総会・研修会を開催しました

先日6/1(土)、NPO法人となってはじめての総会と、研修会「地域をまるごとみる!をわたしたちの強みにーへき地保健師の魅力発掘ー」を開催しました。


★集合写真:研修会を終え清々しい笑顔のみなさん。東京都浜松町にある島嶼会館を会場にお借りしました。


昨年のテーマは「へき地保健師 あつまる、うごかす」。全国からへき地保健師協会発足に向け、関心のある方々が集まる決起集会となりました。そして今年は、地域をまるごとミル(看る・診る)というへき地保健師の強みから、へき地保健師の魅力を紐解いていくことをテーマに開催しました。

今年は全国各地からより多くの方に参加していただきたいという一心で、できるだけ早く研修会の日時・場所を決め、昨年よりも早い時期から準備を開始しました。企画の段階から加わってくださった方や当日スタッフとして活躍してくださったみなさま、そしてなにより北は宮城県から南は鹿児島県まで、総勢30名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。



総会では、2018年度の活動実績と、2019年度の活動方針について理事から報告・説明を行いました。活動実績については改めてHPでご報告させていただきます。

2019年度活動方針については、これまで通り4事業(ネットワーク構築、就労支援・雇用促進、人材育成、サポーター登録)を柱として実施しながら、その中でも特に広報

(ロゴマークの作成、SNSを用いた広報)に力を入れて認知度を高める努力をしていきます。また、柱となる4事業の中のサポーター登録事業を5月末から本格的に始動開始している旨をご報告させていただきました。ぜひみなさまにもへき地保健師のサポーターとして登録してくださるようお願いいたします。



研修会では、まず島根県隠岐郡知夫村の山本久美子保健師、当協会理事長の青木さぎ里の2名から話題提供がありました。

山本さんからは「離島での保健師活動で直面した課題と解決方法について」。地域をまるごと看るについて。

山本さんの保健師としての歩み、町村初の保健師として着任した新任期・中堅期・そして統括保健師となり若い保健師たちに引き継ぎをしていくまでの過程で直面した課題と解決方法、そして何よりも大事にされてきたという”住民主体の活動”についても触れていただき、へき地保健師の魅力について余すことなくお話くださいました。

優しい語り口から”住民の生活実態をからだで感じる・心根を知る”という力強い言葉がありました。長年地域住民に寄り添いつづけられてきた活動の様子が伝わってくるような発表で、参加者のみなさんも熱心に聞き入っていました。

続く青木からの話題提供は、「へき地における地区診断」。地域をまるごとミル・診るについて。

離島内に保健師が居住して地域看護活動を行うことの関連についての調査方法・結果についてお話させていただきました。へき地ならではの「へき地らしさ」が「強み・魅力」であること、また居住地域と活動が重なり合うことによる強み=魅力、弱み=課題という調査結果をお伝えしました。

話題提供者2名からの話が終わったところで、6グループに分かれての2ラウンドの「ワールドカフェ」を行いました。グループ内では学生からへき地経験者、現役保健師までさまざまな背景をもつ参加者たちがざっくばらんに思い思いの意見を交わし、へき地保健師の魅力を発掘していきました。

参加してくだったみなさんそれぞれがへき地保健師に何らかの魅力を感じていて、それを迷いながらに言葉にしたり、同じ考えであっても他の参加者から発せられる言葉にハッとする瞬間があったり、相手の意見に耳を傾け心に留めたり。参加者の興奮が感じられるワールドカフェの時間でした。

研修会が終了となった後も、時間いっぱいまで参加者同士の交流が続き、その後2次会へと流れていったようです!!


来年もまた同じ時期に総会・研修会を開催する予定です。参加者のみなさんは口々に対面でリアルにお話することでこんなに元気になるとは!とおっしゃっているのが印象的でした。


7月中に、会員・情報配信希望の方向けに”研修会参加者の声”などを掲載した情報配信を行う予定ですのでお楽しみに!ぜひこの機会に会員・情報配信希望の登録をお願いいたします。



最後になりましたが、ご参加くださったみなさま、いつも心を寄せてくださっているみなさま、本当にありがとうございます。

今回いただいたご意見やご縁を大切にし、今後の活動に生かしていく所存です。

またの機会にみなさまにお目にかかれることを楽しみにしております!

(文責:五藤)


NPO法人へき地保健師協会

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