【開催報告】大川村からはじめる保健師の支え合いネットワークを作ろう!

2019年10月24日、日本公衆衛生学会学術総会の自由集会にて「へき地保健師のつどい」が開催されました。
ご参加くださいました皆様、どうもありがとうございました。当日の様子をご報告致します。
朝、協会の青木と櫻井は大川村を訪問するために高知市を出発しました。開けた景色から曲がりくねった山道に入り、30分間ほど車を走らせて大川村に到着しました。あいにく雨のため徒歩での散策はできませんでしたが、村役場や、ダムにかかる橋などに立ち寄ってきました。
夕方から開催された自由集会には26名ご参加いただきました。たっぷりと時間をとった自己紹介では参加者の皆様に「私の故郷の良いところ」を語っていただき、全国の各地域の特色や名産、課題などを共有しました。

人口400人の大川村の保健師、高橋愛紗美さんからは村での一日のお仕事の様子、年代別の健康課題、保健師の役割などを日々保健活動をされている活きた視点からお話しいただきました。スライドの一部を巻末に掲載いたします。
本当はこの後にグループディスカッションで「へき地での保健活動を支え合うつながりをつくるための工夫」などを話し合う予定でしたが時間がなくできませんでした。

懇親会には13名の皆様にご参加いただきました。地元の方ご推薦の「草や」という古民家風のつくりのお店で、大川村名物のはちきん地鶏を始め、土佐の名物を美味しくいただきながら語り合いました。
自由集会・懇親会のご参加者からいただいた感想をご紹介いたします。

「同じ日本と言えども文化の違いがあり、文化と健康について考えるとても良い機会をいただきました。」

「へき地の保健師さんたちは1人1人が自立して保健師活動ができているのが印象的でした。逆に言うと、個人が自立できていないとへき地保健師は難しく、なり手のハードルは高いと思いました。」

「来年は京都の学会会場でお会いしましょう!」「これからも情報交換し合いましょう!」

懇親会の最後にはそんな会話が交わされていました。まさに支え合うネットワークが新たに出来上がった一日となりました。

☆大川村より話題提供のスライド
(大川村役場保健師高橋愛紗美様ご提供)


NPO法人へき地保健師協会

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